六兵衛の誕生秘話
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六兵衛とは、今から約220年前の寛政4年(1792年)の島原普賢岳大噴火により、大飢饉に見舞われた際に、島原の名主である六兵衛さんが考案し作られました。
サツマイモを輪切りにして、天日干しにし、保存してある『コッパ』を粉にして、水を加えて練ります。これを、おろし金を大きくしたような六兵衛おろしを、お湯が沸いている釜の上にあてて、手で押し出して茹で上げます。
うどんやそばと違い、丸い棒状で短く茶色っぽいものです。
これを、昆布と椎茸で取った出汁をかけて食べると甘味があり、あっさりとして美味しく、柚子コショウ(自家製)を入れて食べても美味しいです。
六兵衛は、戦時戦後の食糧難の際の非常食になっていたそうです。そのため、今でも、家庭で作って食べられているところもあり、小魚で出汁を取ってみたりと、家庭の味があるようです。